「劇場版ポケットモンスター きみにきめた!」を見てきました。(後編・ネタバレ有)
(注;この記事は後編です。前編をはじめに見ることを推奨します。)
おはようございます。かんなぎです。
映画の感想、後半戦です。
前回はマーシャドーが見せたポケモンの居ない世界から脱出し、改めてピカチュウとの友情を強く感じたサトシでした。
次に来たのは、バイバイバタフリー。
いやー、想像以上にがっつりやってきましたね。まさか普通にバイバイバタフリーのシーンを、時間を割いてやるとは思ってなかったです。想定外。
マコトの母親が有名トレーナーってことがアカされるんですけど、見た目と使っているポケモン的にシンオウチャンピオンのあの人だと思うんですよね…。だとしたら世界線どうなってるんだorあの人美魔女かよってなるんですけど、それはそれとして。
そしてテンセイ山へと向かう道中でライコウとも出会いますね。まさかのライコウ映画初出演ですよ…って映画見てるときはおもったけどよく考えたらゾロアークの映画で出てたな…。
そうしてテンセイ山へ到着すると、最後にクロスとのバトル。
そこでリザードンに進化します。リザードン、従順過ぎませんかー!? いやまあ、リザードンはなんやかんやで映画では命令聞くんですけどね。
そうしてクロスを倒したサトシはホウオウを呼ぼうとするのですが……クロスが最後のあがきをして、虹色の羽根を奪い去ってしまいます。そうして、クロスがかわりに羽根を献上してしまいます。
実は端折っていたんですけど、「正しい心の持ち主にホウオウはやってきて、悪い心を持つ持ち主には逆に力を奪われてしまう」的な話があって、クロスは「強さ」しか求めてない=悪い心だってわけですねえ。ま、何となく想像は出来ていましたけど…。
そして、それを良しと思わないのがマーシャドー。マーシャドーはホウオウに選ばれた人間=虹の勇者を正しき道へ向かうかどうか見届ける「傍観者」だったわけですね。
で、クロス=悪い心を持った人間が献上してしまったため、人間とポケモンを分け隔てようとします。羽根からエネルギーを得て攻撃をするらしく、さらにテンセイ山にいたポケモン(劇中では、ホウオウからエネルギーを分け与えて貰おうと自然に集まってきた、って言ってましたね)をも操ります。
このあたりは、「ミュウツーの逆襲」で出てきた「本物VSコピー」の構造に似ているような。まあ、「人間VSポケモン」なので、厳密には違うと思いますが。
クロスのルガルガンも操られてしまうのですが、クロスが身を挺して正気に戻します。「なんだよお前もきちんとしたトレーナーなんじゃねえか」なんてことを思ったりしましたが、まあ、それはそれでいいのかなって。
サトシとピカチュウは追い詰められて、また1話みたく傷ついてしまいます。
ピカチュウにモンスターボールに入るように言って、サトシは身を挺しピカチュウを守ろうとする。
けれどピカチュウはモンスターボールに入らず、また10万ボルトを放つ……かに思えて、力尽きてしまう。
結果的に二人とも食らってしまい、サトシは「何で入らなかったんだ」って言うんです。
その言葉に……ピカチュウは答えます。
日本語で。
「えええええーーーーーー!?!?」でしたよ。
しかも、そんな理由。かなしい。切ない。そう来たか、という感じでした。
でも設定上、ボツのやつはピカチュウはしゃべれるようにしようとしていたらしいですよね。けれど中の人の演技が素晴らしくて(「ピカチュウ」だけで喜怒哀楽を含めたすべての演技を出来たことから)ボツになったらしいですけれど。それがまさか20年ごしに実現するなんて…。
あれはやっぱり、「サトシとピカチュウの心が通じ合った」ということの暗示なんでしょうかねえ。
このあとはホウオウとのバトルやら、ソウジ・マコトとの別れやらあるのですが、まあ、全部話すのもどうかなと思うので割愛します。
結果的に、今年のポケモン映画はただの懐古向けではないってことが分かりました…。というか、なるべく前情報を仕入れずに見たほうがいいですね! 僕は初日・初回で見ました。いや、スプラトゥーン2の前夜祭に参加したかったからスケジュール管理しただけなんですけど、結果的に功を奏しました。
以下、ツイッターでのツイート。
さっき言った「今年の映画はミュウツーの逆襲リメイク」というよりかは「今の価値観や解釈で、なるべくオリジナルの意味を壊さないように再構築したミュウツーの逆襲」だとおもう。あ、ミュウツーは出ません。
— 巫夏希@創作10年選手 (@natsuki_miko) 2017年7月15日
思ったのは、今回のポケモン映画は懐古向けじゃない。
— 巫夏希@創作10年選手 (@natsuki_miko) 2017年7月15日
「今の子供達にサトシとピカチュウが何であそこまで仲良くなったかエピソードプラス20周年記念作」なんだ。
というわけで、ポケモンが好きな人は是非見ましょう!
初代以降、というか最近ポケモンから離れた人こそ見るべきです!
あとタオルかハンカチは持って行きましょう!
最後、うるっと来ます!!(劇場の子供たちもボロボロ泣いてました)
それでは、また。
じゃあのー。
追記:ポケ文句さんがうまーくまとめた感想&考察動画をアップしてました。
僕も見ていて「あー! そういえばそうだったわ!」って感じな気づきが続出なのでよかったら是非。
【ネタバレ注意】映画 キミにきめた! 感想+個人的見解【ポケ文句】

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